
日米韓3カ国の外相は28日、北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射を強く非難する共同声明を発表した。朝鮮半島の完全な非核化に向け、3カ国の協力強化を確認。国連安全保障理事会で北朝鮮制裁強化の決議案が否決されたことは「極めて残念」と表明した。
3カ国は、25日に発射されたミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)などだったとして、「深刻な懸念」を共有。日米、米韓による演習実施を通じて地域の安全保障を確保することを申し合わせた。
また3カ国は、前提条件なしに北朝鮮との対話に応じると強調。新型コロナウイルス感染拡大など北朝鮮の状況に深い懸念を表明し、国際社会の支援の申し出に前向きに対応するよう期待を示した。
時事通信