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故安倍首相はアラブ世界の真の友人であった

日本の安倍晋三元首相とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子。2020年1月、アル・ウラー。
日本の安倍晋三元首相とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子。2020年1月、アル・ウラー。
日本の安倍晋三元首相とサウジアラビアのサルマン国王。2020年1月。
日本の安倍晋三元首相とサウジアラビアのサルマン国王。2020年1月。
アブダビ首長国のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子と日本の安倍晋三元総理大臣。(WAM/ファイル)
アブダビ首長国のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子と日本の安倍晋三元総理大臣。(WAM/ファイル)
安倍晋三元首相とヨルダンのアブドッラー2世国王。
安倍晋三元首相とヨルダンのアブドッラー2世国王。
2019年8月28日、横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD)の傍らで、二国間会談に先立ち、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領(右)にあいさつする日本の安倍晋三元首相(左)。(AFP)
2019年8月28日、横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD)の傍らで、二国間会談に先立ち、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領(右)にあいさつする日本の安倍晋三元首相(左)。(AFP)
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08 Jul 2022 03:07:15 GMT9
08 Jul 2022 03:07:15 GMT9

ダイアナ・ファラー

ドバイ:日本の安倍晋三元首相が7月8日、奈良県での選挙演説中に銃撃を受け、死去した。67歳であった。

安倍氏は日本の政治史上、最も長く首相を務めた人物である。2006年に1年、2012年に再選後、2020年まで就任した。安倍首相は初就任当時、第二次世界大戦後の日本の首相として最年少だった。

在任中、安倍首相は外交政策、特にアラブ諸国との関係で知られていた。彼は中東と日本の協力関係、友好関係の強化に大きな役割を果たした。

2020年、安倍首相はアラブ諸国を視察し、サウジアラビア、UAE、オマーンを訪問した。

同年1月、安倍首相はサウジアラビアに到着し、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談し、両国の二国間関係について協議を行った。

同地域における日本関係船舶の安全航行のための情報収集を目的とした海上自衛隊の任務について、安倍首相は皇太子から全面的な支持を得た。

海自のP-3C哨戒機2機は1月に任務に出発し、同じく海自のたかなみ型護衛艦は2020年2月2日に中東に向けて出港した。

その際、両首脳は地域の安定と平和を確保するための努力を維持することに合意した。

王国訪問中、安倍氏はナバティア人の遺跡であるアル・ウラーを視察した。これは、UAEとオマーンに向かう前の最後の訪問地となった。

また、リヤドではサウジアラビアのサルマン国王と会談し、サウジアラビアが主催する「20カ国・地域(G20)」の成功に向けた協力関係を確認した。国王は約40分間の会談で、日本と同国がエネルギー分野だけでなく、様々な分野で戦略的パートナーシップを深めていくことへの期待を表明した。

UAEでは、アブダビ首長国の国軍副司令官シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド皇太子が安倍首相を迎え、地域の緊張緩和のための外交関係強化に向けた取り組みについて協議した。

彼らはまた、アブダビ最高石油評議会(SPC)との間で交わされた「UAE-日本戦略的エネルギー協力協定」の調印に立ち会った。

UAE国営通信WAMによると、この協定はアブダビ国営石油会社(ADNOC)と日本の資源エネルギー庁によって提示され、日本国内の貯蔵施設に800万バレル以上の原油を備蓄するためのものであった。

安倍首相のアラブ歴訪の最後の目的地はオマーンであった。スルタン・カブース前国王の死去に伴い就任したハイサム・ビン・タレック国王と会談した。

安倍首相はスルタン前国王の死去に哀悼の意を表した。また、地域の安定のために協力し、二国間関係を発展させることで合意したと、日本外務省の声明は述べている。

2015年、安倍首相はエジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナを訪問し、中東の主要国との友好関係を再確認した。

安倍首相は、地域の安定に不可欠なイスラエルとパレスチナの和平の実現に向けた働きかけを行った。

ヨルダンでは、ダーイシュ対策の最前線にいる同国を支援することを約束した。

日本とヨルダンは、皇室と王室の緊密な関係に基づく極めて友好的な関係にあり、両国首脳の間で活発な交流が続けられている。

ヨルダンのアブドッラー2世国王と安倍首相は、両国の戦略的関係をさらに発展させ、平和と安定の推進に協力していくことを再確認した。

その際、安倍首相はイスラエルとパレスチナにおける暴力と不信の連鎖に懸念を示し、紛争をエスカレートさせる可能性のある行動を避けるよう要請した。

また安倍氏は、イスラエルが実施しているパレスチナ自治区への税収返還の停止について見直しを強く要請し、国際法に違反する入植活動の停止も要請した。

2015年に行われたパレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領との会談では、安倍首相は、二国間解決に向けた1億ドルの支援など、パレスチナの国づくりに向けた日本のコミットメントと支援を強化する意向を直接伝えた。

また、国連や国際機関において外交的措置を講じているパレスチナに対し、交渉再開や中東和平に向けた努力を阻害するような行動をとらないよう要請した。

「アベノミクス」という言葉は、2012年に安倍首相が日本経済をデフレから脱却させるために実施した経済政策から生まれた。安倍首相が就任した2012年当時、日本はまだ2008~2009年の不況から立ち直っていない時期だった。

また、2020年の東京オリンピックを勝ち取るために大きな役割を果たしたのも安倍元首相である。

安倍首相は2020年8月下旬、持病を理由に突然の辞任を届け出た。同氏は、世界中の外国人指導者との個人的な関係や、サウジアラビアのサルマン国王、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子などアラブの指導者との強い結びつきで知られていた。

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