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「協力者」スマホで準備か=許可携帯に不審履歴なし―ゴーン被告逃亡・東京地検

地検は保釈中のゴーン被告が東京都内の住居を出た後、「協力者」のスマートフォンを使うなどして逃亡準備を進めたとみて捜査。(AFP)
地検は保釈中のゴーン被告が東京都内の住居を出た後、「協力者」のスマートフォンを使うなどして逃亡準備を進めたとみて捜査。(AFP)
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06 Jan 2020 08:01:59 GMT9
06 Jan 2020 08:01:59 GMT9

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が中東レバノンに逃亡した事件で、ゴーン被告が保釈中に使用を許可された携帯電話には逃亡を準備したことをうかがわせる不審な利用履歴が残されていないことが6日、関係者への取材で分かった。東京地検は弁護団が保管していたゴーン被告のパスポート3冊を差し押さえ、逃亡の経緯を捜査している。

ゴーン被告は昨年4月25日に保釈された際、東京地裁にインターネットへの接続ができない携帯電話機1台の使用を許可された。通話履歴を地裁に提出する必要があり、弁護団は同11月末までの記録を地裁に提出した。

地検はこの時期には、ゴーン被告が既に逃亡に向けた準備に着手していたとみて調べているが、関係者によると、履歴に準備のやりとりをしたことをうかがわせるような記録はなかったという。

地検は保釈中のゴーン被告が東京都内の住居を出た後、「協力者」のスマートフォンを使うなどして逃亡準備を進めたとみて捜査。地裁の令状を取得し、弁護団が保管していたレバノン、フランス、ブラジルのパスポート計3冊を差し押さえた。

ゴーン被告はこの3冊のほかに、何らかの理由で仏パスポート1冊を所持。保釈条件で全てを弁護人が保管することとされたが、国内滞在を続けるために常時携帯する必要が生じ、仏パスポート1冊を鍵付きケースに入れて持ち歩くことを許可されていた。

昨年12月29日夜に関西空港から出国し、トルコ経由でレバノン入りしたとみられるが、ゴーン被告名の出国記録は確認できていない。地検は携帯が認められたパスポートを利用せずに出国したとみて解明を急いでいる。

JIJI Press

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