31 Jul 2022 08:07:51 GMT9
アラブニュース・ジャパン
東京: 岸田文雄首相は、第10回核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に出席するため、7月31日から8月1日までニューヨークを訪問し、一般討論演説などを行う。日本の首相が同会議に出席するのは今回が初めて。
核軍縮をめぐる国際社会の分断が一層深まっており、またロシアによる対ウクライナ戦争における核兵器使用の脅威が高まるなど、核兵器のない世界を目指す道のりはさらに厳しいものとなっている。
日本は核兵器のない世界に向け、NPTの下で現実的な取組みを行うことが重要だと考えており、岸田首相は日本の立場を発信するとともに、NPT体制の維持・強化のための各国の建設的な対応を呼びかける。
岸田氏はまた、グテーレス国連事務総長と会談や軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)会合への出席を予定している。
日本は核兵器攻撃を受けた唯一の国であり、核兵器を持つロシア、中国、北朝鮮の3カ国の隣国である。
日米安全保障条約に基づく米軍の保護を受けており、それには非公式に核兵器も含まれている。