
東京海上ホールディングスは1日、東京・丸の内で建て替える新本店ビルのデザインを発表した。柱や床に耐火性能を持つ国産木材をふんだんに使用。高さ約100メートル(地下3階、地上20階)、延べ床面積は約13万平方メートルに上り、現存する木造ビルでは国内最大になるという。2024年12月に着工し、28年度の完成を目指す。
デザインは、関西国際空港旅客ターミナルビルを設計したイタリアの世界的建築家レンゾ・ピアノ氏が手掛けた。
ビルには約1万立方メートルの木材を使う計画で、同社によると木材使用量は世界最大規模。一般的なビルと比べ、建築時の二酸化炭素(CO2)排出量を約3割削減できるという。また、国産木材の積極的な活用で、国内林業の再生などにもつなげたい考えだ。
時事通信