カルドン・アズハリ
東京:ナンシー・ペロシ米下院議長は金曜日、シンガポール、台湾、韓国、日本をめぐるアジア歴訪の終盤、東京の米国大使館で記者会見を行い、今般の台湾訪問に対する中国の反応を非難した。
「中国は台湾を孤立させようとしてきた」とペロシ氏は述べた。「中国は台湾が他の場所を訪問したり参加したりするのを妨げようとしたが、台湾を孤立させることはできない。台湾を孤立させることは許されない。中国がわれわれの訪問を邪魔することはできない。中国政府が決めることではない」
ペロシ氏の訪台に際し、中国は台湾海峡で軍事演習を開始する反応をしたが、ペロシ氏はアジアの政治に干渉する意図はないと述べた。
ペロシ氏は「皆さんはわれわれの歴訪中の中国の行動について知っているかもしれないが、当初から、ここにいるわれわれ議員団は、アジアや台湾の現状を変えようとはしていないと述べてきた」と述べた。「台湾関係法、米中政策をはじめ、われわれの関係を確立してきたすべての法律や協定は、台湾海峡に平和をもたらし、現状を維持するためのものだ」
ペロシ氏は「経済の前に安全保障が第一」だと強調したが、今回の歴訪はさまざまな国の間の相互尊重に関するものだったとした。「訪れた各国において非常に前向きな話ができたとともに、各国の施策に敬意を表す。またアジアでこのような素晴らしい待遇を受け、とても光栄だ」
ペロシ氏はまた、中国の人権状況について次のように述べた。「商業的利益のために中国の人権状況ついて声を上げないなら、われわれ自身の道徳的権威を失うと私は繰り返し述べてきた。世界のどこであっても、すべては人権から始まる。中国に対しては共通点を見い出さなければならない。中国にはいくつかの矛盾があり、人々を解放する進歩がある一方で、ウイグル人に関しては恐ろしいことが起きており、大量虐殺と呼ばれている。気候危機に関する問題については中国と協力しなければならず、その点では中国から多くのことを学ぶことができるが、いくつかの決定では協力しなければならない。いくつかの分野では協力しなければならないということを認識しなければならない」
ペロシ氏は金曜日の朝、日本の岸田文雄首相と会談し、「非常に印象的な会談」であったとして岸田氏の成功に祝意を伝えた。