
日本の気象当局によると、台風8号(メアリー)は土曜日、首都東京に向かって北上する途上で南西日本に大雨をもたらした。
気象庁は、台風8号(メアリー)が正午までに日本に上陸し、突発的な大雨と強風をもたらし、土砂崩れや洪水を引き起こす可能性があると警告した。
東京都の南西に位置する静岡県では、非常に激しい雨に備えるように呼びかけている。
台風8号は、最大風速72キロの強風を伴いながら沿岸海域を進んでおり、このまま北上して上陸し、その後には日曜日未明に、東に進路を変えて太平洋上を移動すると予想されている。
東京都は本日後ほど、猛烈な雨と風に襲われる可能性が高い。都や、神奈川県、都の南西方面、その他周辺地域では、沿岸部に高波注意報が発令されている。
当局は、河川などの水位が急激に上がることもあるため、近づかないよう注意を呼びかけている。
日本はお盆休みに入っており、休暇中の国内旅行が盛んになっているが、予定のキャンセルや計画変更を余儀なくされたケースも出ている。
東京都の東に隣接する千葉県で1週間前に始まったロック・イン・ジャパン・フェスティバル2022は、最終日である土曜日のイベントを中止し、チケットの払い戻しを保証した。
ANA(全日本空輸)は、台風を受けて、地方便を欠航させた。新幹線の運行も遅れており、静岡県では警戒措置としてトンネル内の制限速度が一時的に引き下げられている。
当局は、鉄道運行の支障や道路封鎖の範囲が拡大する可能性があると警告している。
世界第3位の経済大国である日本では、台風や梅雨によってダムや家屋の損害、停電などの被害を受けており、しばしば死傷者が出ている。
AP