
サキナ・ジュザール
日本の海水浴場では最近、イルカに触れることで、イルカが人に噛みつき軽傷を負わせる事故が複数確認され、当局はイルカに近づかないよう注意喚起している。
福井県では、岸から10メートル以内で事故が発生したため、海水浴客などに注意を呼びかけている。福井県警は、付近を警備するとともに、イルカの襲撃情報を記載したチラシを配布している。また、イルカを触らないよう呼びかける看板も設置された。
対策として当局は海岸沿いに超音波発信機を設置した。これは、イルカが嫌う超音波を発することにより、イルカがこの地域に姿を現さなくなることを期待するものだ。
警察は、ツイッターでも、ソーシャルメディアの利用者に注意喚起している。
日本政府観光局は、「イルカには、鼻先や背びれなど、触られるのを嫌がる部位があると聞いています」と付け加えている。
イルカは一般的に人懐こく、めったに攻撃してくることはないが、異常なことでもない。科学者たちは、イルカの1種の「バンドウイルカ」であると見ており、人間と一緒に泳ぐのがストレスに感じるという。
この被害は、西日本の山口市小郡地区の住宅街で最近起きたサルによる襲撃被害に続くものである。