

日本のケミカルタンカーが日本南西部沖で貨物船に衝突した。串本海上保安署が20日、発表した。
ケミカルタンカー「菱心丸」の日本人乗組員6人と、ベリーズ船籍の貨物船「XIN HAI99」の中国人乗組員14人にけがはなかった。
串本海上保安署の当局者によると、20日早朝に起きたこの衝突事故は調査中で、両船は和歌山県の沖合3.5キロ(2.2マイル)付近に停泊していた。
貨物船のエンジン部分からいくらか油が漏れ、当初は沈没し始めていたが、制御されている、とその当局者は述べた。
このタンカーは、日本の別の港から化学薬品を受け取るために神戸港を出港しており、事故発生時に化学薬品は積んでいなかった。
事故の原因を特定するため、ダイバーが現場に派遣され、GPSの記録がたどられている。当局者によると、中国人乗組員は串本海上保安署に、タンカーが自分たちの方に急旋回したと話した。
AP