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国葬、初めて国会に説明=岸田首相出席、8日閉会中審査

国葬の経費をめぐり政府は8月26日、式典費用として約2億5000万円を予備費から支出すると閣議決定。(AFP)
国葬の経費をめぐり政府は8月26日、式典費用として約2億5000万円を予備費から支出すると閣議決定。(AFP)
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07 Sep 2022 06:09:28 GMT9
07 Sep 2022 06:09:28 GMT9

安倍晋三元首相の国葬に関する閉会中審査が8日午後、衆参両院の議院運営委員会で行われる。岸田文雄首相が出席し、国葬開催を決めた理由や法的根拠などを国会に初めて報告し、与野党の質問に答える。世論の賛否がいまだ割れる中、葬儀委員長を務める首相自らが「丁寧な説明」をどこまで行い、国民の幅広い理解につなげられるかが焦点だ。

7日の衆参の議運委理事会で閉会中審査の実施を決めた。衆院は午後1時から、参院は午後3時から開き、それぞれ1時間半程度を予定。首相は国葬の意義や経費の見積もり、国民に弔意を強制しない方針についても説明する。松野博一官房長官も出席する。

立憲民主党の泉健太代表らが質問に立つ。泉氏は7日、ツイッターに「法的根拠、基準、手続きを欠いた国葬には反対。時の首相が特定の元首相を国葬にできるという不安定な運用はやめ、一律に内閣葬とすることを求めたい」と投稿した。

国葬の経費をめぐり政府は8月26日、式典費用として約2億5000万円を予備費から支出すると閣議決定。9月6日に警備や外国要人接遇なども含めて全体の概算が計16億6000万円程度になると公表した。野党は首相に対し、積算根拠やさらに増える可能性などを追及する考え。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員のつながりに関しても問いただす構えだ。

国葬は27日に東京都千代田区の日本武道館で行われ、政府は約6000人の参列を想定している。安倍氏は7月8日、参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡し、岸田首相が同14日の記者会見で国葬を行うと表明した。首相経験者の国葬は1967年の吉田茂氏に次いで戦後2例目。

時事通信

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