
アラブニュース・ジャパン
東京: 福島原発事故当時に首相を務めた菅直人氏は、日本の原子力利用を増やす考えである岸田政権のエネルギー政策を批判している。
菅氏は日曜日、岸田氏に抗議する経済産業省庁舎前でのデモで、2011年の福島原発事故当時、経産省職員の無能にもかかわらず事故に対処しなければならなかったことを想起した。
菅氏はアラブニュース・ジャパンの取材に、「ザポリージャ原発を保護しなければ、世界は再びウクライナで大きな危機に直面する可能性がある。もしミサイルが発電所にあたれば、ウクライナだけでなくヨーロッパ全体にとって大惨事になるだろう」と語った。
元首相は、再生可能エネルギーを利用すれば原子力なしで生活することは可能だと述べ、岸田氏のエネルギー政策を批判した。
立ち入り禁止の福島原発から14キロ離れた場所に住むある畜産農家は、放射能汚染で家畜が病気になったと語り、被毛が白く斑らになった家畜の写真を見せた。
集会の終わりには、僧侶たちが原子力利用の中止を祈った。