天皇、皇后両陛下は17日午前、エリザベス女王の国葬に参列するため、羽田空港発の政府専用機で英国に出発された。両陛下の外国訪問は即位後初めて。20日午後に帰国する。
出発に先立ち、空港に到着した両陛下は、見送りに訪れた秋篠宮ご夫妻や尾辻秀久参院議長、西村泰彦宮内庁長官らに笑顔であいさつ。タラップを上り、最上段で一礼して機内に乗り込んだ。政府専用機は午前11時20分すぎに飛び立った。
皇居・御所では長女愛子さま(20)が玄関で見送り、天皇陛下は「じゃあ行ってきます」と声を掛けて車に乗り込んだ。愛子さまは両陛下が乗った車に手を振っていた。
宮内庁によると、両陛下は現地時間の17日午後(日本時間18日未明)、ロンドン郊外のスタンステッド空港に到着し、市内のホテル「クラリッジズ」に滞在する。19日は午前11時(同午後7時)から、ウェストミンスター寺院で営まれる国葬に参列。午後、同空港から帰国の途に就く。