• フーシ派はラハジ州のヤファエ地区で政府軍への攻撃を開始し、激しい戦闘を引き起こした
• 戦闘でフーシ派15人と政府軍兵士8人が死亡し、少なくとも10人が負傷した

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー：イエメン政府が戦争終結に向けた和平努力を拒否したとして武装組織フーシ派を批判する中、南部ラハジ州で27日、イエメン政府軍とフーシ派との激しい戦闘が発生し、少なくとも23人が死亡した。

フーシ派はラハジ州のヤファエ地区で政府軍への攻撃を開始し、激しい戦闘を引き起こし、フーシ派15人と政府軍兵士8人が死亡し、少なくとも10人が負傷した。

ヤファエを支配する分離独立派「南部暫定評議会」のモハメド・アル・ナキーブ報道官は、フーシ派によるヤファエへの攻撃について、ここ数カ月で「最大かつ最も血なまぐさい」攻撃であったと述べ、南部暫定評議会軍はフーシ派を撃退することができ、フーシ派は多くの犠牲者を出した後、撤退を余儀なくされたと付け加えた。

「フーシ派民兵によるヤファエへの攻撃は、合法的な政府と和平イニシアチブが提示したすべての譲歩に対する反応である」とアル・ナキーブ氏はアラブニュースに語った。

国連の仲介で停戦が発効した昨年初め以来、主に政府支配下のマアリブ市の外で、敵対行為は激減した。

しかし、イエメン政府当局者によると、フーシ派はラハジ、マアリブ、タイズで住宅街や軍事目標への致命的な攻撃を続けているという。

フーシ派メディアを引用した現地報道によると、フーシ派は今年に入ってから戦場で死亡した4000人以上の戦闘員を埋葬したという。

フーシ派によるヤファエへの攻撃は、大統領指導評議会のメンバーであるスルタン・アル・アラダ氏が、フーシ派が戦争終結に向けた和平努力を妨げていると非難し、フーシ派による石油施設への攻撃に軍事的に対応するという政府の警告を改めて表明した翌日に起こった。

アル・アラダ氏は26日にマアリブで政府関係者の会合に出席し、フーシ派は石油の輸送を停止し、地元の貿易業者に港を放棄させることで、政府支配地域を包囲しようとしていると語った。アル・アラダ氏は、フーシ派は内部から崩壊しつつあり、イエメン人、特にフーシ派の支配下にある地域に住む人々がフーシ派の抑圧的な支配と過激なイデオロギーを拒否しているめ、大きな内部問題に直面していると述べた。

「我々は、政治的指導者の名において、我々が求めている国連を通じた和平、あるいは軍隊の武勇、治安、および大衆の抵抗によって、国家を回復することを保証する」とアル・アラダ氏は述べた。

一方、国連イエメン担当特使のハンス・グルンドベルグ氏は27日、イラン外相顧問のアリ・アスガル・ハジ氏とオンライン会談を行い、イエメンの和平達成に向けた国際的支援の獲得について話し合ったことを明らかにした。

グルンドベルグ氏の事務所は声明で、「国連主導の調停の進捗状況と、国連の支援の下で包括的な政治プロセスを再開するための地域的・国際的な協調的支援を強化する方法について議論した」と述べた。

グルンドベルグ氏は、イエメンの和平プロセスを再開することを可能にする突破口を開くべく、地域全体で外交努力を強化したが、10月にフーシ派が国連仲介による停戦の更新を拒否したことで和平プロセスは中断した。

一方、イエメン政府当局者は27日にアラブニュースに対し、国連特使が主導するものであれ、オマーンの調停者が主導するものであれ、現在の和平努力は、停戦を更新し、終戦交渉に同意するようにフーシ派を説得することを目的としていると語った。

「調停者は、特定の未解決事項と、停戦を更新し、それに基づいて包括的な政治プロセスを開始するために必要なことについて納得させるために、フーシ派と話し合いを行っている」と匿名を希望した当局者は述べた。