
銃撃事件の現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅前には、国葬の時間に合わせて多くの人が訪れ、花を手向けるなどして安倍氏を悼んだ。
同市の男子大学生(21)は「安倍さんは中学生の時から首相だった人。弔意を示したいと思って来た」と話し、黙とうをささげた。
安倍氏が6月に応援演説に来た際に撮影したツーショット写真を大切に保存しているという。
「力強さと優しさの両方が備わった政治家だった。このようなテロが絶対起こらないよう心に刻みたい」と力を込めた。
花束を持って訪れた京都市の自営業女性(60)は「日本の地位を高めてくれた方。気さくな人柄が大好きだった」と振り返った。
大阪府の無職男性(23)は「志半ばで亡くなって悔しかったのではないか。どうか安らかに眠ってほしい」と話した。
時事通信