
アラブニュース・ジャパン
日本政府は、外国人観光客に対する厳格なCOVID-19制限を10月11日に解除し、2年半ぶりに国境を再開すると発表した。
世界の多くの国がパンデミックから立ち直る中、日本は観光客に対する厳しい制限を続けてきた。
日本を訪れる観光客は、円安を享受できる。円は対ドルで急落しており、財務省は22日、1998年以来初めて為替市場に介入したほどである。
2020年3月に停止されていたビザ免除措置が再開されることで、2019年に過去最高の3190万人の外国人旅行者が訪れていた頃のように多くの外国人旅行者が日本各地を訪れることが可能となる。
日本では6月以降、添乗員付きの団体ツアーが認められるようになり、この要件はさらに緩和され、添乗員無しのパッケージツアーも解禁されていた。
日本政府観光局 (JNTO) の清野智理事長は「JNTOは、多くの海外のお客様が日本を訪れ、日本全国の旅を楽しむことができるように、訪日に関する最新情報の発信に尽力していく。これまでの日本の魅力である文化や歴史、自然、美食等に加え、JNTOはサステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)、アドベンチャートラベル、高付加価値旅行等に関するプロジェクトにも力を入れている」と述べ、日本はこうしたイベントを主催する準備が「万全」であると付け加えた。
JNTOドバイ事務所長の小林大祐氏は「中東地域は、日本政府観光局(JNTO)が目標とする22の戦略的国際市場の1つに位置づけられている。2021年11月にJNTOドバイ事務所が開設されて以来、我々は入国規制が緩和され、外国人旅行者が日本に戻る日を心待ちにしており、その準備に追われている」と述べた。
JNTOドバイ事務所では、日本・UAE外交関係樹立50周年を記念して、日本の在外公館が主催するさまざまなプロモーション活動や記念イベント、UAEの関係者との共同キャンペーンを実施する予定だ。
「今後数か月から1年のうちに、中東から一人でも多くの方が日本を訪れてくれることを楽しみにしている」と小林氏は付け加えた。
*AFP