ミュンスター時事:ドイツ訪問中の林芳正外相は4日午前(日本時間同日午後)、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)と会談した。ロシアへの制裁維持や、ウクライナ支援の継続で一致。緊迫する朝鮮半島情勢を巡っては、北朝鮮の核・ミサイル開発や日本人拉致問題に協調して対応することを申し合わせた。
林氏はこの後、フランスのコロナ外相、イタリアのタヤーニ外相ともそれぞれ会談。コロナ氏とは、中国の覇権主義的動きを念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」実現へ具体的な協力を検討していく方針を確認した。機能不全が指摘される国連安全保障理事会の改革についても意見交換した。
時事通信