アラブニュース・ジャパン
東京: 在日イラン人らが金曜日、都内で記者会見し、イランのイスラム政権の崩壊について言及した。
「人々はただ政権を倒すことのみを願っている」とサレ・アブリさんは語り、反政府デモの契機となったヒジャブ問題はイランにおける抑圧の象徴だと付け加えた。「ヒジャブの強制と組織の自律性の欠如がイスラム政権の柱だったが、人々はシステム全体を解体するために戦っている。目標はシステム全体、つまり国家だ」
大学教師のモハマド・アリ・バスターミさんは、政権崩壊の可能性があると考えている。「戦っている人のほとんどはティーンエージャーと若者だ。しかし、何もしていないグレーゾーンの人々が仲間に入れば大きい。もし何百万人もが街に出てきたら、ゲームオーバーになるだろう」と述べた。
バスターミさんは、「政権はデモ隊との妥協を模索するのではないか」という質問をあざ笑った。「政権は43年間、引き下がることも協力することもないことを示してきた。もし引き下がれば、それは彼らの終わりを示す。独裁者に何かを求めることができるのか?独裁者は話したくないし、他の誰とも権力を共有しないだろう。なぜ『最高指導者』と呼ばれるのか?彼は自分が地球上の神の代表であると信じている。何らかの妥協案を持っているのか?持っていないだろう」
東京で教師をしているソマイエ・メヘリさんは、ヒジャブを正しく着用していないとの理由でマフサ・アミニさんが殺害されたことは、イランで新たな革命を起こしたと語った。「抗議者たちはすぐに政権の政治的・イデオロギー的基盤を標的にした」と彼女は述べた。彼女によると、政府は、棍棒や催涙ガス、小弾、凶器で対応し、数百人の死者を出した。 「政権は、政府に反対することは神に反対することだと言っている」と彼女は付け加えた。「はっきり言えば、あなたは神に反対し、神に対して戦争をしていることになる。これらは実際に死刑に処せられる罪だ」
「政権は人々を恐怖に陥れ、迫害し、イラン国民の希望を失わせようとしている。私たちは基本的な 人権を求める。だからこそ、女性は最前線にいる」
メフリさんは、見せしめの裁判と処刑について話し、ティーンエイジャーを含む33人が現在死刑判決を受けていると述べた。 「これは時間の問題。真実を見つけ出し、それを世界に伝えるのがジャーナリストの仕事だ。この記者会見がイランの人々の役に立つことを願っている。彼らの声になってほしい」