



アラブニュース・ジャパン
東京: 山田賢司外務副大臣は、12月18日から19日まで、アルジェリアを訪問し、12月19日から21日まで、モロッコを訪問し、ビジネス情勢を話し合った。
アルジェリアでは、今回の訪問を契機に、経済を含む幅広い分野で関係を発展し、さらに両国関係を強化させたい、と山田外務副大臣は述べた。
今年、アルジェリアは、日本との国交樹立60周年迎えた。
アルジェリアのアマール・ベラーニ外務次官は、両国間の租税条約交渉および政府間合同委員会設立協定交渉が本年中に合意に至ったことを歓迎した。
両者とも、国連安保理改革やアフリカにおける平和および安定を始めとする国際情勢への対応について連携することで意見を共有した。
山田外務副大臣は、テブン大統領が主導しているビジネス環境改善の取組を評価していることを伝えた上で、現地で操業する日本企業に対する支援を要求した。
また、山田氏は、アルジェリアから世界の原油市場への安定供給に謝意を示した上で、生産国および消費国間の対話および協力の重要性を指摘した。
山田氏のモロッコ訪問は、外務省政務レベルとしては3年ぶりであった。
山田外務副大臣は、FIFAワールド・カップ・カタール大会でのモロッコ代表の歴史的快挙に祝意を表した上で、様々なレベルでの交流を通して両国関係が着実に発展してきたことに非常に満足している、と述べた。
これに対し、ナースィル・プリタ外務大臣は、モロッコと日本は、モロッコの王室および日本の皇室との間の伝統的な関係を基に、様々な分野で、モロッコおよび日本は良好な関係を築いてきたと言及した。
山田副大臣は、日本との経済交流促進に尽力したモフシン・ジャズリ首相付投資・公共政策統合・評価担当特命大臣に謝意を表した。
両国の経済関係は、多数の日本企業がモロッコに進出していることにより、緊密に発展しており、自動車、航空、再生可能エネルギーおよび食料等のモロッコ国内において潜在成長が高い戦略的な産業があると、ジャズリ大臣は述べた。
ジャズリ氏は、政府レベルでも取り組み、両国間の投資および貿易のレベルをさらに引き上げたい、と述べた。