
大手銀行が来年1月の住宅ローン金利に関し、固定型の金利を引き上げる見通しとなったことが27日、分かった。
日銀が金融緩和策を縮小し、長期金利が上昇していることを踏まえた。
三菱UFJ銀行など5行は近く発表する。代表的な固定期間10年の基準金利は、長期金利の水準を基に決まる。
日銀が長期金利の上昇を認める上限を0.5%に引き上げたことで、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りはそれまでの0.25%近辺から急上昇。
0.4%台を中心に推移している。
大手行の固定10年金利は今年に入って緩やかに上昇してきたが、日銀が政策修正した後の長期金利の動向を受けて「今回はこれまでよりはっきりと上昇する」(大手銀行)との声が上がっている。
時事通信