
カイロ:エジプトのスエズ運河沿いの都市イスマイリアで警察の検問所を過激派が襲撃し、警察3人を含む少なくとも4人が殺害された事件について、ダーイシュが責任を主張した。
過激派組織のダーイシュが襲撃事件の責任を主張したことが、ダーイシュ系のアマク通信が土曜日深夜に報じた声明を通じて明らかとなった。
襲撃事件が起きたのは金曜日(12月30日)の午後で、武装した過激派がイスマイリアの警察に発砲した。襲撃により少なくとも12人が負傷した。負傷者のほとんどは徴集兵だった。
死亡者には警察官3人とまだ身元不明な人物1人が含まれていることが、病院の調査書からわかった。
国営テレビ局「アルカヘラニュース」は、治安部隊が襲撃犯の1人を殺害したと報じた。
エジプトはシナイ半島北部で長年にわたり、ダーイシュの過激派戦闘員と戦っている。
過激派はシナイ半島を含むエジプト国内で多数の攻撃を仕掛けている。主な標的は治安部隊、少数派のキリスト教徒、軍や警察の協力者であると過激派にみなされた人々などである。
AP