
7日朝、成田発福岡行きの格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンGK501便に爆破予告があり、同機は午前7時40分ごろ、中部国際空港(愛知県常滑市)に緊急着陸した。
県警中部空港署によると、乗客の男女5人がシューターを使って脱出する際に軽いけがをした。
機内から不審物は見つからなかった。千葉、愛知両県警は威力業務妨害容疑などで捜査する方針。
両県警や国土交通省中部空港事務所などによると、成田空港のインフォメーションセンターに午前6時20分ごろ、「501便に爆発物を仕掛ける」と外国語で電話があった。
直後に出発していた同機は、午前7時18分に中部空港の北約65キロの上空で爆破予告の情報を受け、目的地を変更。
緊急着陸後、幼児2人を含む乗客136人、乗員6人が全員避難した。
けがをした5人は24~67歳で、手のひらを擦るなどした。
中部空港署員らが客室や貨物を確認したが、爆発物などはなかった。
この影響で中部空港は滑走路と展望デッキを一時閉鎖。
午後0時15分に再開したが、同5時現在、国内線62便と国際線1便が欠航になるなど多くの便に影響が出た。
時事通信