
アラブニュース・ジャパン
東京:トルコで起きた2度の壊滅的な地震に関して東京都の小池百合子知事は、地震による人的被害を防ぐためには、日本のような耐震基準は今後役立つだろうと述べた。
日本外国特派員協会で行われた記者会見で小池氏は、「日本の非常に厳しい耐震基準がより守られることは、非常に命が助かることにつながります」と述べた。「(トルコでは)パンケーキ、もしくはミルフィーユのように建物が重なって潰れています」
「東京の直下地震対策は長年進んできています。建物の耐震基準をより厳しくするというのが第1。第 2 に狭い道が倒れると通れなくなるので、道を広げる作業を長年やってきています」
また、都は電柱を地下に埋める無電柱化を推進しており、死亡者を防ぐ街づくりや人的ネットワークの構築のために必要だと語った。その結果、大地震の際に予想される死亡者数が10万人から6万人に減少したとの研究結果が出ているという。
トルコ人留学生との友情が、トルコの国名を使った「トルコ風呂」などのサービス分野の名称から国名を取る運動にもつながったことについても触れた。
小池氏は1999年にトルコで大地震が発生した際、阪神大震災で使用された仮設住宅500戸を被災地に送った。