
岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で、政府が反撃能力(敵基地攻撃能力)として使用を想定する米国製巡航ミサイル「トマホーク」の購入数について「400発を予定している」と明言した。
政府はこれまで調達規模を明らかにしていなかった。
ただ、トマホークの単価については「内容を控える」と述べるにとどめた。
立憲民主党の後藤祐一氏への答弁。
トマホークは最新型とする方向で、射程は約1600キロ。政府は2026~27年度に配備する考えだ。
これを含め、相手の射程圏外から攻撃する「スタンド・オフ・ミサイル」に関し、浜田靖一防衛相は「配備位置について今後検討を進める」と説明した。
立民の長妻昭政調会長は、スタンド・オフ・ミサイル以外にも反撃能力を保持する可能性を質問。
首相は「将来の技術革新の可能性などによっては否定できない」と述べた。
時事通信