
岸田文雄首相は18日、日独両首脳による共同記者会見で、国際刑事裁判所(ICC)がロシアのプーチン大統領に対し、ウクライナ占領地からの子ども連れ去りに関与した戦争犯罪の疑いで逮捕状を出したことについて、「捜査の進展を重大な関心を持って注視したい」と述べた。
ショルツ独首相は「ICCは戦争犯罪を裁くために適した機関だ。非常に大きな意味を持つと思っており、サポートしていく」と述べ、ICCの動きを支持する意向を示した。
また、岸田首相は中国の習近平国家主席が20日からロシアを訪問することに関し、「地域と平和に中ロ両国が責任を持って対応する姿勢を示してもらいたい」と強調。同時に「議論がどちらの方向に行くのか予断は許されない」と推移を見極める考えを示した。
ショルツ首相は習主席訪ロについて「戦争の終わりを明確にできるかどうかが非常に重要だ。結果を期待している」と語った。
時事通信