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岸田首相、エジプト訪問中にエルシーシ大統領とスーダン紛争について協議

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28 Apr 2023 10:04:00 GMT9
28 Apr 2023 10:04:00 GMT9

カルドン・アズハリ

東京: 日本の四方敬之内閣広報官は金曜日、岸田首相がアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領と会談するためにカイロに向かう前日、アラブニュース・ジャパンとのインタビューで、日・エジプト関係の重要性を強調した。岸田首相とエルシーシ大統領の会談ではスーダンが議題に上る可能性が高い。

「スーダンの状況を考えると、この問題が取り上げられる可能性はあると思います」と四方氏は語った。 「ご存知のように、我が国は自衛隊をジブチに派遣しており、我が国にとってスーダンの状況は非常に重要です。」

日本と親密な関係を築いてきたエジプトを日本の首相が訪問するのは実に8年ぶりだ。

四方広報官は、「首相は日本とエジプトの関係を2つの理由で非常に重視している」として次のように述べた。 「第一に、日本はエジプトとの教育・文化協力を進めてきました。エジプトと日本の科学技術大学の交流はその「象徴的な」ものです。」

「また、別の例を挙げると日本式学校による日本式教育の導入です。これはEJS、エジプト日本学校と呼ばれています。 2,500人のエジプト人留学生が日本に派遣される予定です。」

「日本はまた、首相がカイロ滞在中に訪問する予定のエジプトの博物館や、エジプトのオペラハウスを支援してきました。また、カイロの地下鉄開発も支援しています。さらに重要なのは、日本とエジプトが政治問題で協力していることです。 四方氏は、「我々は海洋の平和的かつ安全な利用を共通の課題と考えています」と語った。「日本はエジプトと共に自由で開かれたインド太平洋を発展させ、海のつながりを強化し、海上交通の安全を確保したいと考えています。」

「第二の柱は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持するためにエジプトと協力したいということです。我々の見解では、ロシアのウクライナ侵攻は、この自由で開かれた国際システムを弱体化させています。その結果、食糧不足やエネルギー価格の高騰が生じ、エジプト含め、人々が苦しんでいます。そのため国連憲章の原則を確認する必要があり、岸田総理がおっしゃっているように、世界のどこにおいても力ずくで現状を変えようとする試みはあってはなりません。総理は、この法の支配の問題についてエルシーシ大統領と議論し、自由で開かれた国際システムを維持する方法について話し合うことを楽しみにしています。」

「これは、岸田首相にとって、政治・安全保障協力、投資を含む経済・ビジネス協力、そして先ほど申し上げたように、教育、文化、スポーツの分野で二国間関係をさらに深める非常に重要な機会となるでしょう。」

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