
東京:日本の任天堂株式会社は、木曜、新型コロナウイルスの感染拡大により、同社のゲーム機「ニンテンドースイッチ」本体やJoy-Conコントローラといった周辺機器の日本市場への生産・出荷の遅れは「避けられない」と述べた。
任天堂の古川俊太郎社長は先週、人気機種の中国での生産が新型ウイルスの影響を受けていると述べた。
任天堂は2019年、米中貿易戦争でサプライチェーンが打撃を受けたため、生産の一部を中国からベトナムに移し始めた。しかし、ベトナムには、新型肺炎の流行による混乱を相殺するだけの十分な能力がない。
また、一部の国ではすでに入手困難となっているゲームのソフト 「リングフィットアドベンチャー」の供給も影響を受けていると任天堂は付け加えた。
中国本土のコロナウイルスによる死亡者数は73人増えて563人となり、確認された感染者数は2万8千人を超えた。一方、日本で検疫されたクルーズ客船に乗っていたさらに10人がこのウイルスに対し陽性反応を示した。
保健専門家は、世界的な大流行の恐れを引き起こしているこの病気のワクチンを見つけることにいっそうの努力を傾けている。
ロイター