
東京:日本の安倍晋三首相は、金曜、長年にわたるロシアとの北方領土問題の解決に向けた交渉を前進させる決意を表明した。
日本で北方領土として知られている、列島の返還を求める全国大会のスピーチで、安倍首相は「(日ロ)双方が受け入れ可能な解決策を見つけるための共同作業を精力的に進め、一歩一歩着実に交渉を推進する」と語った。
「領土問題の解決とロシアとの平和条約締結を目標に向かってひたすらに進んでいく」 と同首相は述べた。
北方領土は第二次世界大戦の終わりに旧ソ連が日本から獲得し、日本が領有権を主張している。この領土問題は、日本とロシアが戦争を正式に終結させるための平和条約を締結することを妨げている。
安倍首相とプーチン露大統領は2018年11月の会談で、歯舞、色丹両島の平和条約締結後の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言に基づき、交渉を加速させることで合意した。
しかし、ロシア側はその後、 北方領土は合法的にロシア領土となったことを認めるよう日本側に促し、交渉は暗礁に乗り上げた。
時事通信