
東京:フジテックの古参幹部と、香港を拠点とする投資会社オアシスとの激しい争いが日本国内でも続いており、フジテックの幹部たちは取締役会への影響力を再確立しようとしている。
6月21日に同社の第76回定時株主総会が行われるが、創業家を代表して株式の10%を保有するウチヤマ・インターナショナルが、17%を保有する大株主オアシスに対して候補者を立てる予定だ。
内山氏は独立した社外取締役候補者8名を推薦する株主提案のほか、フジテックのステークホルダーに利益をもたらすその他の提案を行っているとしている。 オアシスが主導した動きにより、現職の社外取締役5人のうち3人が2月に解任された。
臨時株主総会での投票で解任された現職3名の中には取締役会長も含まれていた。
オアシスはまた、オアシス・マネジメントが指名した新取締役6人のうち4人を選出した。 オアシスは、創業者である内山家の影響力を打ち消すべく、クリーンなクーデターを起こし、8強のフジテック取締役会の社外取締役全員を更迭することを望んでいた。 内山隆和前会長は金曜に東京で記者会見し、「経営を正常化したい」と述べ、自らの過ちを謝罪した。
同氏は、現在の取締役会の見通しが近視眼的で、短期的な利益を得ることだけを目的としていると厳しく批判。同氏はまた、会社リソースの使用に関する虚偽の告発でオアシスを相手に名誉毀損で訴訟を起こしている。 同氏は、オアシスが海外で「空売りやその他の行為」で処罰されていると指摘し、経営陣はフジテックの売却を意図していると述べた。 同氏は、グループの提案は家族による会社の支配権を取り戻すことを意味するが、それが会社の安定化に役立つのだと述べた。現在の取締役会はオアシスによってコ。