安倍首相、北村担当相は「任務果たしている」＝「桜」マルチ業者と面識なし―予算委

Home
日本
安倍首相、北村担当相は「任務果たしている」＝「桜」マルチ業者と面識なし―予算委

安倍首相、北村担当相は「任務果たしている」＝「桜」マルチ業者と面識なし―予算委

北村清五さんは、質問に適切に答えられなかったことで議会で混乱を招いたとして批判されている。(AFP/ファイル)

Short Url:

12 Feb 2020 02:02:23 GMT9

安倍晋三首相は１２日の衆院予算委員会で、不安定な答弁を繰り返す北村誠吾規制改革担当相について「しっかりと任務を果たしている。今後ともその役割を果たしてもらいたい」と語った。国民民主党の後藤祐一氏への答弁。

　首相主催「桜を見る会」をめぐり、２０１７年にマルチ商法で業務停止命令を受けた「４８ホールディングス」（札幌市）の役員が出席していたとの一部報道に関し、首相は「調べたが、存じ上げない」と述べ、関係を否定。昭恵夫人も面識がないと説明しているという。立憲民主党の川内博史氏への答弁。

報道によると、この役員は１６年の桜を見る会の前夜祭で首相夫妻と撮影した写真を勧誘に利用。首相は「どこで撮られたのか分からない写真だ」と反論した。　

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古移設をめぐり、共産党の赤嶺政賢氏は、一部の埋め立て予定地の地盤強度が、政府想定より軟弱とのデータが存在すると追及した。河野太郎防衛相は、データは地質調査を依頼した企業による自主的な簡易試験の結果だと説明。「設計に供するものではない」と述べ、工事に影響はないとの考えを示した。

　立憲の辻元清美幹事長代行は、海外出張で厚生労働省の大坪寛子審議官と内扉でつながった「コネクティングルーム」に宿泊していた和泉洋人首相補佐官の処分を要求。菅義偉官房長官は「公務として必要な手続きを取って適切に対応している」と述べ、問題ないとの認識を示した。首相は「承知していなかった」と答弁を避けた。

　首相は、海上自衛隊１等海佐による女性向け風俗店営業に関し、再発防止に向け綱紀粛正を徹底する考えを示した。辻元氏への答弁。

時事通信社