
オランダ沖の北海で日本の正栄汽船が所有する自動車運搬船が炎上し、乗組員1人が死亡した。
消火に失敗した後、現在23人の乗組員が6210CEU(自動車等価単位)級のフリーマントル・ハイウェイ号(2013年建造)から避難している。
乗組員が避難したとき、船はアーメラントの北約27kmにあった。
現在は主要航路から曳航されている。
オランダの放送局NOSによると、乗組員は全員インド人だったという。
フリーマントル・ハイウェイ号は、日本の正栄汽船が所有し、Kラインが運航していると登録されている。
パナマで登録され、日本船主責任相互保険組合に加入している。
船主である日本の正栄汽船から海運専門紙ロイズリストに提供された声明によると、協定世界時(UTC)21時45時頃、船内で火災が発生した。
「乗組員は直ちに船内の消火システムを使って緊急消火を実施したが、事態を収拾することができなかった。オランダ沿岸警備隊に連絡し、オランダ沿岸警備隊とオランダ王立海難救助機関の支援を受け、乗組員は現場から避難した」と船主の声明は述べている。
「残念なことに、避難後に乗組員1人が亡くなった。私たちは、この困難な時に、遺族に必要なあらゆるサポートを提供するために尽力している」
「関係当局に通報し、サルベージ・消火活動において緊急対応チームと緊密に連携している」
「私たちの優先事項は、乗組員の継続的な安全確保、海洋環境の保護、船舶の安全確保である」
報告によると、同船には3000台の車両が積載され、そのうち25台が電気自動車だった。
自動車はドイツのブレーメンで積み込まれ、エジプトのポートサイドに向かっていた。