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コロナ、感染レベルの指標検討=定点医療機関の患者数巡り―厚労省

感染者数は42都府県で増加し、1医療機関当たりの平均は15.91人で、前週(13.91人)の1.14倍だった。(AFP)
感染者数は42都府県で増加し、1医療機関当たりの平均は15.91人で、前週(13.91人)の1.14倍だった。(AFP)
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04 Aug 2023 08:08:28 GMT9
04 Aug 2023 08:08:28 GMT9

厚生労働省は4日、全国の定点医療機関から集計される新型コロナウイルスの患者数を巡り、季節性インフルエンザのように感染警戒を呼び掛ける指標の作成を検討すると明らかにした。同日開かれた厚労省の専門家組織「アドバイザリーボード」で議論が交わされた。

新型コロナの患者数は、感染症法上の位置付けの5類移行後、全国約5000の医療機関から報告を受ける「定点把握」に変更。同様に定点把握が導入されているインフルでは、感染状況に応じて「注意報」「警報」といった指標が設定されている。

同省は「新型コロナは流行の規模感や予測が難しい」などとして指標の作成を見送っていたが、自治体や専門家から基準の設定を求める声が上がっていた。

座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は記者会見で、「基準をつくることに委員は賛成だ」と指摘。一方、インフルと同じ指標を設定することは困難だとして、「感染状況を知らせるためなのか、医療逼迫(ひっぱく)を避けるためなのか、目的を明確にする必要がある」とも述べた。

同省の担当者は「(指標について)何らかの形で示せるよう関係者の意見を聞きたい」と述べ、検討を進める考えを示した。

同省は4日、全国の定点医療機関から7月24~30日に報告された新型コロナの新規感染者が計7万8502人だったと発表した。感染者数は42都府県で増加し、1医療機関当たりの平均は15.91人で、前週(13.91人)の1.14倍だった。

時事通信

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