
東京:日本で隔離中の船の乗客と乗務員の新型コロナウイルスの検査が完了したと、日本政府が火曜日に発表した。現在船から自国民を避難させる国が増えている。
新たに韓国も400人以上がCOVID-19の検査で陽性と判定されているダイヤモンド・プリンセス号から自国民を避難させると発表した。
日本は状況への対処に関する批判に直面している。同船では2月初めに到着して以来、ほぼ毎日多数の新たな感染が検出されている。
だが日本は取組みを弁護しており、加藤勝信厚生労働大臣は火曜日に再び、陰性と判定された乗客は水曜日から下船が許可されると主張した。
「(船に乗っている)全員の検査を完了した」と大臣は記者に述べた。
「一部の結果は既に判明しており……検査結果が既に明らかとなっている人については、19日から下船の準備に取り組んでいる」と大臣は述べた。
加藤大臣はこのプロセスは2、3日間かかるだろうと述べた。
だが、検査で陽性と判定された人々と濃厚接触していた人については、隔離期間の開始日が感染者との最後の接触の日にちに再設定される。
また乗務員についても、最後の乗客が下船後に新たな隔離期間に従い続けることになると想定されている。
これまでに米国、カナダ、オーストラリア、香港、そして新たに韓国が自国民を船から避難させると発表している。
韓国は大統領専用機を火曜日に派遣して韓国人4人と日本人配偶者1人を帰国させると、当局者が記者に語った。
合計で14人の韓国人が乗船しているが、他の10人は日本で生活していることから避難を断ったと、聯合ニュースは報じている。
月曜早朝、300人以上の米国人が船から避難した。うち12人以上がウイルス検査で陽性と判定されている。
避難した米国人たちは、船から避難した他の国々の市民と同様に、新たに14日間の隔離期間に従う必要がある。
カナダは火曜日に「ダイヤモンド・プリンセス号に乗っているカナダ人を帰国させるためのチャーター便を確保」したと発表したが、そのプロセスがいつ実行されるかの詳細は語らなかった。
同船には256人のカナダ人が乗っており、これまでに32人がウイルス検査で陽性と判定されている。
外国政府は市民の避難を決定したのは日本の当局の負担を減少させるための試みであると発表してはいるものの、多くの人々がこうした避難を日本政府の状況への対処への批判であると解釈している。
米国とオーストラリアは市民に対して帰国と新たな14日間の隔離を断るなら、少なくとも2週間は帰国を許可できないと告げ、船での隔離に効力があるとは考えるべきではないと示唆している。
少なくとも454人の乗客がこれまでにウイルス検査で陽性と判定されており、治療のために地元の病院へと移されている。
日本でも少なくとも65の症例が国内で確認されている。そのうち多数が最近中国に渡航した経歴のない人々である。
当局は現在コロナウイルスは地域での感染が進みつつあるとして、国民に対し人混みや不要な集会を避けるよう求めている。
月曜日には、約38,000人のランナーが集まると予想されていた東京マラソンのアマチュア部門が中止となった。プロのアスリートのみが参加可能となっている。
また、天皇誕生日の一般参賀もウイルスのおそれにより中止となっている。
AFP