
東京:日本の防衛省は25日、沖縄本島や台湾周辺を飛行する中国空軍の爆撃機や無人偵察機を監視するため、ジェット戦闘機を緊急発進させたと伝えた。
同省によると、中国のH 6爆撃機2機が同日午前、東シナ海と太平洋を結ぶ日本の南西部、沖縄・宮古島間の海峡を飛行しているのが確認されたという。
沖縄にはアジア太平洋地域における主要な米軍基地の1つがあり、沖縄は中国による台湾や近隣の日本列島への攻撃を抑止するための日米の防衛力強化の中心地でもある。
同省は別の声明で、昼間に中国軍の無人機1機と、もう1機の 「中国のものと思われる」 無人機が日本最西端の与那国島と台湾の間を飛行しているのを発見したと発表した。
日本は航空自衛隊のジェット戦闘機を派遣して無人機を追跡し、最終的に無人機は中国本土に向かったという。
台湾国防部は25日、これより先に、航空機13機が台湾の 「対応」を要する圏内に入り、艦船5隻が戦闘準備のための巡回を実施するなど、中国軍が台湾周辺で再び活動を行ったと報告していた。
ロイター