
東京:日本の岸田首相は、東京電力福島第1原発事故で生じた汚染水を処理した処理水を海洋に放出してから数日後の30日、福島産の魚に舌鼓を打ち、「大変おいしい」と言い、安全性をアピールした。
岸田文雄首相が福島の魚を食べる様子を映した動画は、中国が8月24日に始まった処理水の海洋放出をめぐり、中国が日本の水産物を全面禁輸したことを受けて、首相官邸、内閣広報室がソーシャルメディアで公開した。
#三陸常盤 ものを食べて応援!三陸常磐の海の幸は魅力あふれるものばかりです。現在、三陸常磐ものを応援するキャンペーンを開催中です。駅弁やネット通販などで、今が旬の食材をお楽しみいただけます。 三陸常磐ものをはじめとした、安全で美味しい日本の海の幸を、是非応援してください!… pic.twitter.com/WUkLR4Z7Gy
— 首相官邸 (@kantei) August 30, 2023
岸田首相はヒラメの刺身を食べ、「大変おいしい」と言い、東北地方を応援するために「安全でおいしい」日本の水産物を堪能してほしいと視聴者に呼び掛けた。
明るい音楽が流れる映像には、同首相が3人の閣僚とともに総理官邸で福島県産の刺身、豚しゃぶ、果物、米、野菜に舌鼓を打つ様子が映されている。
この動画は、世界最悪の原子力災害の一つを引き起こした巨大地震と津波によって福島が壊滅的な被害を受けてから12年後、同地域の食材をアピールすることを目的として企画された。
処理水の放出前から、日本の漁業関係者の多くは、処理水の放出による国内外での日本の水産物の評判への影響について懸念していた。
オリンピック競技用のプール500杯分に相当する放出には数十年かかると予想されており、技術者らは大破した原子炉3基から非常に危険な放射性燃料の除去を開始できるようになる。
中国の日本人学校や総領事館にレンガや卵が投げ込まれており、日本政府は在留邦人に注意・警戒を呼び掛けた。 日本の企業にも中国からの嫌がらせの電話が殺到している。
岸田首相は31日に東京の豊洲市場を訪れ、漁業関係者と意見交換し、福島県産の魚を試食する予定だ。
日本は、水産物の最大の輸出先である中国に対し、世界貿易機関(WTO)に提訴すると警告し、水産物輸入停止措置を撤回するよう要求している。
岸田政権はまた、新たな輸出市場の開拓を支援しながら、漁業への一連の金融支援も計画していると伝えられている。
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・マリアーノ・グロッシー事務局長は30日、放出される水は安全であると繰り返した。
日本への支援を表明するため、ラーム・エマニュエル駐日米国大使は31日に福島県を訪問し、地元で獲れた水産物を食べる予定だ。
AFP