



東京: 1923年に14万人以上の犠牲者を出した関東大震災から100年の節目となる今年、12歳から14歳までの学童が参加する防災訓練が行われた。
生徒たちはVRヘッドセットを着けて、最大震度の地震を動く椅子などで再現した起震トラックに乗り込んだ。
もう1台のトラックは震度5から震度7に増やすことができ、地震の影響を理解し、落下物に当たらないようテーブルの下に避難するなどの緊急措置が可能だった。
東村山中学校の生徒たちは、家具の下敷きになったマネキンをバールやジャッキで救済し、けが人を助ける方法を学んだ。
この日を締めくくりには、生徒たちは、食料品や生活必需品など支援品を災害避難所となる市民センターに運ぶシミュレーションを行った。また補給車の後ろに人の鎖を作るなど、教師と市役所代表の指揮に従って動いた。
東京都は、マグニチュード7.3の地震が東京南部を襲った場合、約6000人が死亡すると推定している。