
ニューデリー時事: インド・ニューデリーを訪問中の岸田文雄首相は8日夜(日本時間同)、トルコのエルドアン大統領と会談した。ロシアのウクライナ侵攻について意見交換。首相は一方的な現状変更の試みは認められないとの考えを強調し、「法の支配に基づく国際秩序の維持・強化の必要性を国際社会が一致して訴えることが重要だ」と述べた。
両首脳は、日トルコ経済連携協定(EPA)交渉の早期妥結に向けて協議を続けることで一致。首相は東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関する日本の立場を説明し、大統領は「日本政府の誠実な取り組みを承知している」と応じた。
時事通信