• マフサ・アミニさんの死をきっかけに起きたデモは数ヶ月間に及び、数十人の警備員を含む数百人が死亡した。

テヘラン: イラン国営メディアは、17日、1年前に亡くなったマフサ・アミニさんの命日に行われたイベントの最中にイスラム革命防衛隊民兵部隊の隊員が射殺されたと報じた。

イラン系クルド人のアミニさん（当時22歳）は、イランの女性の服装に対する厳格な規定に違反した疑いで逮捕され、拘留中の2022年9当時22歳月16日に死亡した。

アミニさんの死をきっかけに起きたデモは数ヶ月間に及び、数十人の警備員を含む数百人が死亡したが、イラン政府はこれを外国政府と「敵対的なメディア」によって扇動された「暴動」であると位置づけた。

国営イラン通信社は、16日夕方、イラン南部のファールス州ヌラバード市で二人組の何者かが物陰からイスラム革命防衛隊民兵部隊の隊員に向けて銃を発砲し、「1人が死亡、3人が負傷した」と報じた。

犯人の身元や銃撃の動機などの詳細については明らかにしなかったものの、「州の諜報機関、治安機関、法執行機関が襲撃者の逮捕に努めている」と述べた。

一方、イスラム革命防衛隊（IRNA）は、首都テヘラン西方に位置するカラジ市で「暴動未遂と器物損壊」の罪で二重国籍者1名を逮捕したと発表したものの、容疑者の身元やもう一方の国籍についての詳細は差し控えている。

IRNAの追加発表では、当局筋が、16日、「暴動を起こす計画」と「敵対的なメディア」に提供するコンテンツを制作した容疑で複数のグループを逮捕しており、その多くはアミニさんの出身地であるクルディスタン州とイラン北西部と南部で逮捕されたとのことである。

その他はイラン北東部の北ホラーサーン州で「暴動」を扇動したとして逮捕されたとメフル通信は報じている。

またIRNAによると、イスファハーン中心部の当局は、抗議活動から一周年目に「世論」を扇動しようとしたとして「97人の身元を特定」し、インスタグラム15ページ分をブロックしたとのことである。

AFP