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チュニジアの裁判官、サイード大統領の政敵の収監を命じる
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07 Oct 2023 04:10:06 GMT9
07 Oct 2023 04:10:06 GMT9
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チュニス：チュニジアの裁判官は、カイス・サイード大統領の著名な政敵で、2日前に大統領官邸の入り口で逮捕されていたアビル・ムーシ氏の収監を命じた。同氏の弁護士が明らかにした。反対派政治家に対する弾圧の一環とみられる。
自由憲法党（PDL）の党首であるムーシ氏に対する捜査は数時間続いた。その間、集まった支持者らは同氏の即時釈放を要求するスローガンやサイード大統領に反対するスローガンを掲げた。
内務省関係者らはコメントを避けた。
警察は今年、アンナハダ党の党首であるラシード・ガンヌーシ氏を含む有力政治家を20人以上逮捕した。彼らの一部は国家治安に対する陰謀を企てた容疑に問われている。
サイード大統領は、これらの逮捕者は「テロリスト、反逆者、犯罪者」だと述べた。
退官した法律学教授で、2019年に大統領に選出されたサイード氏は、2021年に国民代表議会を閉鎖して法令による統治へと移行した。この動きは反対派からクーデターであると非難されたが、同大統領はそれを否定している。
ナファア・ラアリビ弁護士は次のように述べた。「裁判官は5時間に及ぶ捜査の末、個人データの処理、労働権の妨害、混乱を引き起こすことを意図した暴行の容疑でムーシ氏の収監を命じた」
ムーシ氏は3日、年末に予定されている地方選挙の法令に不服申し立てをするために大統領官邸の応接室を訪れた際に逮捕された。
同氏は動画の中で、後に行政裁判所に上訴できるようにするためにこの手続きが必要であると述べていた。
PDLは声明の中で、来年に予定されている「大統領選挙にムーシ氏が参加できないようにするための法的障害をでっち上げようとする試み」をしないよう警告した。
PDLはここ数ヶ月、サイード大統領に反対するデモを組織している。ムーシ氏は、サイード氏は法律の外で統治を行っていると非難している。
ムーシ氏は、2011年に失脚した故ザイン・アル・アビディン・ベン・アリ元大統領の支持者である。
ムーシ氏は、これらの革命を「破壊の春」と呼び、欧米諸国の情報機関が地域の支配者を変えて政治的イスラムに権力を持たせたと非難した。
ロイター
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