
ロンドン:クウェートは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に200万ドルを寄付した。
ハマド・ラシド・アル・マリ駐ヨルダン・クウェート大使がアンマンでUNRWA渉外・コミュニケーション局長のタマラ・アルリファイ氏に小切手を手渡したとクウェート通信が伝えた。
アル・マリ氏は、「UNRWAは、教育、医療、社会的保護などの5つの活動分野でパレスチナ難民に基本的なサービスを提供する上で重要な役割を果たしている」と述べ、次のように付け加えた。
「クウェートは国連の取り組みを非常に重視しており、社会の開発目標を達成するための国連との建設的な協力を重視している」
今回の寄付は、パレスチナの大義と地域の難民に関する人道的状況に対するクウェートの支援を確認するものである、とアル・マリ氏は述べた。
アルリファイ氏は、次のように述べた。「この毎年の寄付により、クウェートはパレスチナ難民への揺るぎない支援を示し続けている。UNRWAは、クウェート政府と国民の寛大さと連帯に心から感謝している」
「難民をめぐる課題が深刻化する中、クウェートとの長期的なパートナーシップは、UNRWAの安定と、地域のパレスチナ難民の安心感に貢献することができる」
UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長は先月、ヨルダンや他の受け入れ国におけるパレスチナ難民に関する資金危機が、間もなく転換点に近づく可能性がある「絶対に耐え難い」状況を生み出したと述べた。
UNRWAは、ヨルダン、レバノン、ガザなどでの活動を年末まで継続するためだけでも1億7000万~1億9000万ドルが必要だとラザリーニ氏は述べた。