
リヤド:ヨルダンは、先週末に武装勢力による攻撃をきっかけにしてイスラエルとハマスによる戦争が勃発して以来、初の支援機をガザ地区へ派遣した。
ヨルダン国営のペトラ通信によると、支援機はヨルダン・ハシェミット慈善団体(JHCO)がヨルダン外務省と同国空軍協力のもと手配したもので、増加を続けるパレスチナ人負傷者に対応するため、必要不可欠な医薬品を送るという。
また支援機は、エジプト当局との連携によりエジプトに着陸した後、ラファ検問所を通ってガザ地区に向かうとペトラは報じた。
JHCOのフセイン・アル・シブリ事務局長は、ガザ地区の人々を支援するため、現地で活動している病院や団体に医薬品を提供することを目的としていると述べた。
また事務局長は、JHCOが現在、ユニオンバンクの同団体の口座と同団体ウェブサイト(www.jhco.org.jo)より、現金による寄付を募っていることを伝えた。
イスラエルはガザ地区に対する空爆を強化し、同地区への食料、電気、水の流通を遮断し、完全な包囲を命じている。
11日、パレスチナ当局は、ガザ地区唯一の発電所が燃料切れで停止し、病院は負傷者や死者であふれかえり、物資が急速に不足していることを伝えた。