
ブリュッセル:NATOによると、同機構諸国は10月12日、イスラエルの防衛相に対し、ハマスの攻撃に関しイスラエルを支持すると伝えると同時に、イスラエル軍が「行き過ぎない」対応をするよう強く求めた。
イスラエルのヨアフ・ガラント防衛相は、米国が主導する軍事同盟の同職者たちに対しビデオリンクで、イスラム武装組織がほとんど一般市民からなる1,200人以上の人々を殺害した後、イスラエル軍が爆撃を行っている状況につき説明した。
NATOは声明の中で、「イェンス・ストルテンベルグ事務総長はNATOがテロリストの攻撃を最も強い表現で非難すると述べた後、『イスラエルには味方が付いている』と加えた」と伝えた。
「同盟諸国はイスラエルとの団結を表明し、同国が正当化の余地のないテロ行為に対してバランスの取れた防衛行動を取る権利を有すると明言した」
NATO諸国は「ハマスに即座に人質を全員解放するよう呼びかけると同時に、一般市民の保護をできる限り優先すべきだと求めた。同盟諸国はまた、いかなる国家や組織も、この状況を利用したりエスカレートさせたりしようとしてはならないと明言した」
声明はさらに、「イスラエルがこの状況に対処し続けるために、多くのNATO同盟国が実務的な支援を提供すると明言した」と伝えた。
公式発表によると、ガザではイスラエルによる空爆と砲撃の連続攻撃により1,200人を超える犠牲者が出ており、また国連によれば338,000人を超える人々が強制退去させられた。
米国のジョー・バイデン大統領は、イスラエルを強く支持し最初に軍事支援を差し向けたが、イスラエルに対し「怒りや不満を抑えて…戦争法規に則って行動」しなければならないと警告した。
英国のグラント・シャップス国防相は10月12日、イスラエルはガザで「テロリストを追っている」と強く主張した。
「彼らは意図して一般市民を攻撃しているわけではない」と同氏はNATO本部でジャーナリストたちに語った。
氏によれば「これは最重要の必要な防衛行為であり、全世界がそれを理解すべきだと思っている」
AFP