
バグダッド:ハマスやその他の中東武装勢力を支援するイランの外相は12日、イスラエルに対し「新しい戦線」が開かれるかどうかは、ガザでのイスラエルの行動にかかっていると述べた。
テヘランはハマスの長期的な支援者である。だが、イラン当局者は、敵国イスラエルに対して武装勢力が行った7日の攻撃に、自国は一切関与していないと主張し続けている。
しかし、イランの支援を受けるもうひとつの重武装イスラム主義組織、ヒズボラが介入した場合、レバノンに接するイスラエルの北部国境で第2の戦線が開かれるのでは、と米国は懸念する。
ホセイン・アミル・アブドラヒヤン外相は、イラクのムハンマド・シア・アル・スダニ首相との会談で次のように述べた。「いくつかの国々の当局者から連絡があり、この地域で(対イスラエルの)新たな戦線が開かれる可能性について尋ねられました」
イラン外務省の声明によると、外相は、「将来の可能性に関する我々のはっきりとした回答は、すべてガザのシオニスト政権の行動次第と答えています」と述べている。
「イスラエルの犯罪が続いている今でも、地域内のいずれの国も、新しい前線を開く許可を我々に求めてはいません」
12日の遅い時刻、アミル・アブドラヒヤン外相はレバノンの首都ベイルートに到着し、ヒズボラやハマスなどの親イラン派組織に迎えられた。
外相は、ダマスカスへ出発する前の13日にレバノン当局者との会合を予定している。
同外交トップはベイルートの空港で発言し、「抵抗の枢軸」として知られるイランの地域同盟組織は、イスラエルによるガザへの攻撃がエスカレートした場合に反応する可能性があると述べた。
「パレスチナ人とガザに対する戦争犯罪の継続は、他の枢軸から反応を得ることになるでしょう」と外相は記者団に語った。
7日の攻撃中、ハマス過激派によって少なくとも1,200人のイスラエル人、外国人、二重国籍市民が殺害された。
ガザでは、沿岸の飛び地に対するイスラエルの報復的な砲撃によってパレスチナ人1,417人が殺害された、と保健当局が報告している。
西側諸国は7日以降、イランに対し慎重になっている。一方でその指導者たちは、戦争への介入を行わないようテヘランにはっきりと警告している。
ジョー・バイデン米大統領は11日、「イランには明確に、慎重になるようにと伝えている」と述べた。
アミル・アブドラヒヤン外相は、イラクの後にレバノンを訪れる。そこを拠点とするヒズボラはこれまで、同盟組織のハマスが引き起こした戦争へ加わらないことを受け入れている。
イランのイブラヒム・ライシ大統領は11日、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領との電話会談で、「すべてのイスラムおよびアラブ諸国」に対し、「抑圧されたパレスチナ国民に対するシオニスト政権の犯罪を止めるため、本気の収束と協力に達する」よう訴えた。
AFP