Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イスラエル、シリアのアレッポ国際空港を攻撃、空港は使用不能に;5人が負傷

イスラエル、シリアのアレッポ国際空港を攻撃、空港は使用不能に;5人が負傷

2023年10月13日、イスラエル軍の空爆後、首都郊外にあるダマスカス国際空港の滑走路で被害状況を視察するシリア首相のフセイン・アルヌース氏。(シリア・アラブニュース配布資料/テレグラム/AFP)
2023年10月13日、イスラエル軍の空爆後、首都郊外にあるダマスカス国際空港の滑走路で被害状況を視察するシリア首相のフセイン・アルヌース氏。(シリア・アラブニュース配布資料/テレグラム/AFP)
Short Url:
15 Oct 2023 08:10:25 GMT9
15 Oct 2023 08:10:25 GMT9

ベイルート:2023年10月14日土曜、イスラエルが、シリア政府が支配する都市アレッポにある空港を攻撃し5人が負傷したと、紛争監視団が明らかにした。数日前にはアレッポとダマスカスの空港が同様の攻撃を受けている。

シリア国防省も、15日0時過ぎに空爆を確認し、空港は一時的に利用不能となっていると明かした。

同省は「敵国イスラエルは、ラタキアの西方、地中海方面から、アレッポ国際空港を標的とした空爆を行い、空港は物的被害を受け、現在利用不能となっている」と付け加えた。

同省は声明で、夜11時35分ごろ、敵国イスラエルが、地中海方面からアレッポ国際空港を標的に空爆を実施、空港は物的被害を受け、利用不能となっていると述べた。

シリア人権監視団の代表、ラミ・アブドルラフマン氏は空爆があったことを確認したが、負傷した5人が民間人かどうかについては明らかにしていない。

シリア国防省はイスラエルを非難し、この攻撃は 「イスラエルの犯罪的手法による占領を裏付けるものである」 と述べ「パレスチナ人に対する犯罪である」と述べた。

12日木曜、イスラエルはダマスカスとアレッポにある2つの主要な空港を攻撃し、両空港は利用不能となった。1週間前にハマスがイスラエルを襲撃し大規模な戦闘が開始して以降、このような攻撃は初めてであった。

とイギリスに拠点を置くシリア人権監視団によると、14日土曜に起きた空港への攻撃は「空港が再開してから数時間後に行われ、再び利用不能となった」という。同監視団はシリア国内に幅広い情報網を持つ。

14日未明、イスラエルが併合するゴラン高原にある入植地で、空襲警報のサイレンが鳴り、その後、イスラエルがシリアを砲撃した。

監視団によると、ヒズボラと協力関係にあるパレスチナ人組織がシリア南部からゴラン高原に向けてロケット弾を発射したため、イスラエルが応酬したという。

イスラエルによる空爆は、戦乱のシリア政府が支配する首都ダマスカスと北部の都市アレッポの空港で飛行停止をたびたび引き起こしている。

シリアで10年以上続く紛争の中、イスラエルは北隣に対し数百回におよび空爆を行っており、標的は主に親イラン組織やレバノンのヒズボラ、シリア軍基地である。

イスラエルは、シリアに対する個々の攻撃についてコメントすることはほとんどないが、アサド政権を支持する宿敵イランがシリアに勢力を拡大することは許さないと繰り返し述べている。

今回のアレッポへの攻撃は、10月7日にハマスがガザ地区からイスラエルに奇襲攻撃を行い、イスラエルで1300人が死亡する戦闘が開始されて以後、2度目のシリアの空港に対する攻撃である。

保健当局が発表したところによると、この戦闘でガザ地区では2200人以上が死亡。イスラエル側と同様、そのほとんどが民間人だった。

AFP

ロイター通信

特に人気
オススメ

return to top

<