
ロンドン: 15日、カンタベリー大主教はイスラエルのロケット弾がガザ地区の病院を直撃したことで、患者らが「深刻な危機」に直面していると警告した。
イギリス国教会の最上席聖職者であるジャスティン・ウェルビー氏は、聖公会が運営するアーリ病院が突然の損害を被ったことを受け、Xにて発言した
イスラエル国防軍がガザ地区北部の住民に対して避難命令を発したことを受け、現在100万人以上のパレスチナ人がその場に留まるか南部へ移動するかという厳しい決断を迫られている。
「ガザの病院と患者たちは深刻な危機の最中にいます」ウェルビー氏はそう述べた。「聖公会が運営するアーリ病院、その他ガザ北部の医療施設で深刻な病気や怪我を抱えている患者たちは、安全に避難することができません。
「彼らには医療物資が不足しています。彼らは破滅的状況に直面しています。アーリ病院は昨晩イスラエルのロケット攻撃を受け、4人のスタッフが爆発で負傷しました。他の病院も攻撃を受けています」
ウェルビー氏は次のように続けた。「私はガザ北部の病院に対する避難命令の撤回、医療施設、医療従事者、患者、民間人の保護を求めます。
ハマスによるイスラエルの人々への邪悪で野蛮なテロ攻撃は神を冒涜する暴力です。しかしガザ市民にハマスの罪の責任はありません。
聖なる地でのおぞましい暴力に巻き込まれたすべての罪なき人々、イスラエルとパレスチナの人々への祈りを続けてください」
14日、ウェルビー氏は民間人がガザを離れるための人道回廊の設置を呼びかけた。
「ハマスの罪はガザ市民が背負うべきものではないと私は訴えます。ガザ市民は数十年に渡って大きな苦難に直面してきました。悪の代償を罪なき者が払うことはできません。市民がテロリストの代償を背負うことはできないのです」