
パレスチナ領、ガザ地区:ガザ地区のハマスが運営する保健省は2日、ジャバリア難民キャンプ内の国連学校付近へのイスラエルの攻撃により、少なくとも27人が死亡したと発表した。
「27人の殉教者の遺体が発見され、多数が負傷した」と、保健省報道官のアシュラフ・アル・クドラ氏は述べた。AFPはこの件についての個別の裏付けは取れていない。
AFPの映像には、複数の犠牲者と、彼らに駆け寄る群衆の姿が映っていた。
「食堂で食事を購入していた10歳未満の子どもたちが、バラバラになりました」と、学校の庭にいた女性は泣き叫んだ。
この学校を運営している国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)から即時のコメントは出ていない。
さらに南部のブレジ難民キャンプでは、イスラエルの攻撃により少なくとも15人が死亡したと、ガザ地区の民間防衛当局が発表した。
「航空機が地区全体を攻撃し、私は瓦礫の下から引き出されました」ブレジ難民キャンプの住人である50歳のハナン・アブドゥルハディさんは、顔から血を流しながらそう語った。
負傷した2歳の子どもを抱える27歳のモハメド・カラジェーさんは、20戸以上が崩壊したなか、「家全体が崩れてきました」と語った。
ガザ地区保健省の発表では、約4週間に渡るイスラエルの攻撃および最近の地上侵攻により、9,061人が死亡した。
イスラエル政府関係者の発表では、10月7日にハマスの戦闘員がガザ地区の国境を超えてイスラエルの国境付近コミュニティおよび軍事拠点を襲撃し、約1,400人が死亡した。この襲撃が今回の戦争の発端となった。
AFP