
エルサレム:イスラエルは、ハマスによる国境を越えた攻撃を受けて、ハマスの標的を攻撃し始めてから約4週間後、国内で働くガザ地区出身の住民を包囲されたパレスチナ領土に送還すると政府が発表した。
「イスラエルはガザとの一切の接触を断つ。ガザ出身のパレスチナ人労働者は今後一切いなくなるだろう」と、イスラエル治安閣議は2日遅くに発表した声明で述べた。
「戦争勃発の日にイスラエルにいたガザ出身の労働者は、ガザに送還される」と付け加えたが、送還される人数は明らかにしていない。
イスラエルのパレスチナ文民問題担当防衛機関であるイスラエル占領地政府活動調整官組織(COGAT)によると、イスラエルはハマスとの紛争が始まる前、約1万8500人のガザ住民に労働許可証を発行していた。
武装組織ハマスが国境を越えてイスラエルを襲撃し、イスラエル当局によると、少なくとも1400人が死亡した10月7日の攻撃当時、イスラエル国内で働いていたガザ住民の数に関する情報をCOGATに求めたが、回答は得られなかった。
10月7日のハマスによる攻撃後、イスラエルはハマス支配地域に容赦ない空爆で猛反撃を加え、ハマスが運営するガザの保健当局によると、民間人を中心に9000人以上が死亡したという。
AFP