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イラン、ハマス支援中止のG7の要請を拒否

10月7日、武装組織ハマスが厳重に軍事化された国境を越えて襲撃し、1,400人以上が殺害されて以来、イスラエル軍はパレスチナ自治区のガザへの空爆を続けている(AFP)
10月7日、武装組織ハマスが厳重に軍事化された国境を越えて襲撃し、1,400人以上が殺害されて以来、イスラエル軍はパレスチナ自治区のガザへの空爆を続けている(AFP)
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09 Nov 2023 12:11:44 GMT9
09 Nov 2023 12:11:44 GMT9
  • イランはイスラエルを承認しておらず、1979年のイスラム革命以来、パレスチナの大義への支援を外交政策の中心に据えてきた

テヘラン:イランは11月9日、武装組織ハマスへの支援、および中東を「不安定化」させる行動を控えるようイラン政府に求めたG7の声明を拒否した。

イラン政府の発言は、東京で開かれた先進7カ国(G7)外相会議が、イスラエルとハマスの戦争における「人道的休止と人道回廊」への支持を表明した翌日のことであった。

イスラエル当局によれば、10月7日に武装組織ハマスが厳重に軍事化された境界を越えて襲撃し、1,400人以上(そのほとんどは民間人)を殺害し、約240人の人質を奪って以来、イスラエル軍はパレスチナ自治区のガザへの空爆を続けている。

ハマスが運営する保健省によると、それに続くイスラエルによるガザ空爆作戦で10,500人以上が死亡し、その3分の2は女性と子どもだという。

G7はまた、イランに対し、「ハマスへの支援、およびレバノンのヒズボラやその他の非国家主体への支援を含む、中東を不安定化させるさらなる行動を控える」よう求めた。

9日、イラン外務省のナセル・カナニ報道官は、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、イタリア、フランス、日本を含む同グループの声明を「強く非難」した。

同報道官は、イランはガザの「無防備な民間人に対するシオニスト侵略政権(イスラエル)の軍事攻撃を止めるため、絶え間ない努力を続けている」と述べた。

「東京で開催されたG7外相会議で期待されたのは、ガザにおいて人権と国際法を侵害しているシオニスト政権の行為を非難するなどの、国際的な責任を果たすことだった」

ハマスを資金的・軍事的に支援しているイランは、過激派組織のイスラエル攻撃を「成功」と称賛しているが、いかなる関与も否定している。

イブラヒム・ライシ大統領は、イランは「抵抗勢力を支援することは義務」だと考えているが、ハマスは独自に行動していると強調した。

イランはイスラエルを承認しておらず、1979年のイスラム革命以来、パレスチナの大義への支援を外交政策の中心に据えてきた。

AFP

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