ドーハ:カタールは15日、イスラエルによるガザ地区の医療施設襲撃に対する国際調査の実施を求め、ハマスを標的としたアル・シファ病院でのイスラエルの直近の作戦を、「戦争犯罪」と非難した。
カタール外務省は声明で、「イスラエル占領軍による病院襲撃」に対する、国連を含む「緊急の国際調査」を求めた。
同病院に閉じ込められたジャーナリストはAFPに対し、撤退して郊外に再展開する前に、イスラエル軍がガザ最大の病院、アル・シファを襲撃したと語った。
イスラエルはパレスチナ武装勢力が同病院を軍事目的で使用していると非難しており、ハマスはこれを否定している。
カタール政府はイスラエルのよる襲撃を「戦争犯罪であり、明白な国際法違反」と述べた。
停戦と人質解放に向けた仲介努力を主導してきたカタールは、「国際社会が、イスラエルの責任を追及する迅速かつ断固とした措置をとり、民間人を標的にするさらなる犯罪を抑止する」よう求めた。
カタールの仲介努力により、10月7日の攻撃時にハマス武装勢力の人質となったとイスラエル当局が推定する約240人のうちの4人が、これまでに解放されている。
イスラエル当局によれば、10月7日の攻撃で約1200人(大半が民間人)が死亡した。
これに対してイスラエルはガザに対する容赦ない爆撃と地上侵攻を開始し、ハマス政権当局者によれば、11,500人(やはり大半が民間人)が死亡した。
AFP