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岸田首相襲撃、殺人未遂罪で起訴=遊説中の爆発物投入―殺傷能力高いと判断・和歌山地検

岸田首相殺害未遂事件で検察は24歳の男を起訴した。 (AFP)
岸田首相殺害未遂事件で検察は24歳の男を起訴した。 (AFP)
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06 Sep 2023 04:09:03 GMT9
06 Sep 2023 04:09:03 GMT9

和歌山市で4月、岸田文雄首相の遊説中に爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山地検は6日、殺人未遂と爆発物取締罰則違反などの罪で、無職木村隆二容疑者(24)を起訴した。

地検は爆発物の構造を分析するなどした結果、高い殺傷能力があり、首相らへの殺意が認められると判断した。

捜査関係者によると、木村容疑者は取り調べに黙秘を続けている。地検は1日まで約3カ月間の鑑定留置で精神鑑定などを行い、刑事責任能力があったと結論付けた。

地検は公選法違反、火薬類取締法違反、銃刀法違反の罪でも起訴した。

事件は4月15日午前、和歌山市の雑賀崎漁港で発生。木村容疑者が筒状の爆発物を10メートルほど離れた首相に向けて投げ込み、首相は避難して無事だったが、警察官と聴衆の男性が軽傷を負った。 

県警などによると、容疑者宅からは黒色火薬の原料や工具類が押収されており、爆発物を自作したとみられる。現場から数十メートル離れた場所にあるコンテナには、爆発物の一部がめり込んだ穴が見つかっていた。

木村容疑者は、年齢などを理由に参院選に立候補できないのは違憲として、国に賠償を求める訴訟を起こしていた。同容疑者は鑑定留置後も黙秘を続けているが、県警は選挙制度など政治への不満が動機になった可能性もあるとみている。

木村容疑者は、首相の演説を妨げたとして威力業務妨害容疑で現行犯逮捕され、5月6日には火薬類取締法違反容疑で再逮捕された。県警は鑑定留置中の8月31日、殺人未遂や爆発物取締罰則違反、公選法違反などの容疑で追送検していた。

時事通信

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