• エフード・オルメルト氏は英スカイニュースに対し、ネタニヤフ氏とその政権はイスラエルの安定にとって「真の脅威」だと語った

ロンドン：イスラエルの元首相は23日、ガザでハマスとの紛争が続いているにもかかわらず、ベンヤミン・ネタニヤフ現首相は、イスラエルにとって「真の脅威」であるとして、政権から追放されるべきだと述べた。

エフード・オルメルト氏は英スカイ・ニュースの国際問題担当編集者ドミニク・ワグホーン氏とのインタビューの中で、ネタニヤフ氏とその政権はイスラエルの安定にとって「真の脅威」であり、ネタニヤフ氏は政権から「追放される」べきだと語った。

24日の朝に予定されている、カタールの仲介による人質解放とガザでの停戦を前に、戦闘の中断は、イスラエル国内でネタニヤフ氏に対する広範な抗議行動を引き起こす可能性があるとオルメルト氏は述べた。

「（イスラエル国民は）ネタニヤフ氏に我慢ならなくなっており、もし2、3日の戦闘の中断があれば、彼らは方向転換し、ネタニヤフ氏の家やオフィスに押しかけるだろう。そして、我が国では見たこともないようなデモが起こるだろう」とオルメルト氏は述べた。

「人々の中には、信じられないほど大きな怒りが蓄積されている」とオルメルト氏は付け加えた。

ネタニヤフ氏は深刻な圧力に直面することになり、直ちに退陣すべきだとオルメルト氏は述べた。

「イスラエルのためになるかならないかについての私の判断から言えば、彼は今日辞めるべきだ。今この瞬間に辞めるべきだ。今すぐにでも追放されるべきだ」

「ネタニヤフ氏は、イスラエル社会の安定、連帯、そして、この大惨事を経験した我々が必要としている、イスラエル人が再び普通の生活に戻る能力にとって、真の脅威だ」とオルメルト氏は述べた。

また、オルメルト氏は、自分の意見を表明することをためらわないと述べ、イスラエル政界の「長老政治家たち」は「私がどう考えているか知っている」と付け加えた。

「何度も何度も言ったが、今、この瞬間に、彼は去らなければならない。そして、ニューヨーク・タイムズ紙のトーマス・フリードマン氏の言葉を借りれば、ネタニヤフ氏はユダヤ人にとって史上最悪の指導者だと私は確信している」